考え方
2019/11/12
4月から教壇に立つ学生さんへ
今は不安と期待が入り交じっていると思います。
授業はどうしようか、クラスづくりってどうしたらいいの、子どもとの関係のつむぎ方、保護者と何話せばいいんだろう。
悩みは尽きないと思います。
ある人は教材研究をしておけっていうし、ある人は本を沢山読んでおけとか。
色んな人に会うべきだって人もいれば、セミナーに出て学んだほうがいいって言う人も。
なにすりゃあいいんだ!!って言う人に自分は一つだけアドバイスをするとするなら
間違いなく海外へ旅に行って欲しいと思う
1人でアジア放浪の旅とか、アフリカとか南米とかもいいなーって思う。
なぜそんなことを言うのか、それは価値観が大きく覆されるからだ。
今まで20数年で築いてきたものなんかあっという間に音を立て崩れるから。
自分が初めて1人でバックパックもって旅に出た18の時。衝撃を受けたのはバンコクの物乞いの子どもたち。
しかも、足や手を親に切り落とされたっていう子達だった。
少しでも多くのお金を空き缶に入れてもらうために、手足を実の親によって切り落とされるって聞いた時、一体なにが正解なのか全くわからなくなった。
可哀想って思ってお金を入れようとした時、現地の人から激しく止められた。そんなことをしたら、ますますこういう子どもが増えるからやめろってね。
かなりショックだったけど、その事実を知るってことで世界を理解していく上でとても大切な事だと思う。
そして自分の幅を広げることに繋がる。
これが教師生活を送る上で何に役立つのかって言われると即答できないが、少なくとも自分の価値観の外にあるものに対し寛容になれる。
教材研究なんて先生になってからいくらでもできるから
子どもとの関係の作り方の本なんて何冊も出てるから。そして自分がいくらでも教えるから。
先生になっちゃうとなかなかゆっくり海外へ放浪の旅へ行くなんてことは難しくなる。
夏休みとかに行けるとは思うけど、4月まで比較的ゆとりのあるこの時期にぜひ価値観を揺さぶられるような場所へ足を向けてみて欲しい。
自分の幅を広げる旅へ
そうするときっと教員生活も豊かなものになっていくから