本
2021/10/13
思考の整理学 読書会
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最初に出てくるグライダー人間になるな。飛行機人間になろう!は学校教育に対するアンチテーゼ
先生の言った通り、教科書の通りに学んでいる子はグライダー人間になってしまう。
数年前にとある高校に授業をしに行った時に感じた強烈な違和感。
みんな真面目に聞いているんだけど反応がない。目は向けてくれているんだけど、リアクションがない。
母校の大学で講義をさせてもらった時にも、寝るわけでもスマホをいじるわけでもないが質問もない。
自分の話がつまらないのかなと心配になるほど反応が乏しい
きっとずっと言うことを聞きなさいと言われ続け、その中で順応し続け、頑張って勉強して高校・大学へと進んだ。
その先の就職活動でいきなり言われる「人と違うことをしなさい」って言葉。なんだそれ!聞いてないよ!!ってなるよね。
一生懸命言われるがまま、言うことを聞いて、一生懸命教科書を覚えてきて、言われた通りに学んできた。
それなのに、就職する時に限って人と違うことをアピールしなさいって。わお!そりゃ困るってもんですよね。
あ、この本の話から随分ズレてきてしまいましたが、要はグライダー人間を育てるのではなく、飛行機人間を育てるためにはどうしたら良いのかって話。
自分はそのためにクラス会議をずっと実践してきた。
問題が起こったときに先生が解決するのではなく、自分たちで解決する力を身につけるために。
すぐには身につけることができないけれど、何度も繰り返していくうちに自然とその力がついてくる。
最初は、ミニ四駆のモーターぐらいかもしれないけど、それでもないよりはましだ。
5mの距離しか飛べないかもしれないが、それでも自分の力で飛んでいる。そんな力を身につけるためのクラス会議である。
もう一つは忘れることへの恐怖
学んだことを忘れないように。持ち物を忘れないように。必死に暮らしてきた。
そうすることが必然であったり、重要であるかのように錯覚して生きてきた。
でもそろそろ手放してもいいかもしれない。
忘れてもいいことは、きっと大切なことではない。
本質とは程遠い、少なくても今の人生では必要でないこと。
現時点ではそれほど使わないことなのかもしれない。
忘れることで、より大切なものが残る。思考の断捨離をすることで、脳の重要な部分をもっと大切なことに使える。
そんなことをこの本から学んだ。
明日の朝、このブログを読み直した時どれくらいのことが記憶に残っているだろう。
思考の整理とは忘れること。
忘れることを恐れずに。そんな読書会でした。