クラス会議
2021/12/15
クラス会議を始めた理由
クラス会議との出会い
サラリーマンから意気揚々と転職して1年目。何か不思議な勘違いをしていて自分はきっとうまく先生をやれると信じていた。
初めて担任する4年生の子達に対して、何を言っても伝わらない。いろんな先生に相談して、もっと子どもと遊べというアドバイスをもらえばたくさんサッカーをした。
反対にもっと厳しくしないといけないと言われれば、あえて胸の前で腕を組み厳しい先生を演じてみた。
けれどもどちらもうまくいかず、仲良くなれば舐められ、厳しくすれば子どもたちの気持ちが離れていくのが手にとるようにわかった。
四面楚歌。暗中模索。このままずっとうまくいかないのではという不安もたくさんあった。
そんな時に誘ってもらったクラス会議のセミナー。上越教育大学の赤坂真二先生が地元愛知県瀬戸市まで毎年教えにきてくれていた。
そこへ誘ってもらい、クラス会議がなんなのかさえ知らないまままずは行ってみようと参加した。
そこで見せてもらった子どもたちの映像がとても心に残っている。
ゆるやかにつながる。どの子も自分の役割をしっかりとこなし、厳しいのでもゆるいのでもない繋がりがそこにはあった。
こんなクラスを作れたらなぁと感じたのを覚えている。
それから4冊のクラス会議にまつわる本を読み、毎年見よう見まねで実践を始めた。
なかなかうまくいかず苦労したが、何回かやっていくうちに感覚がつかめたり、子どもに任せるってこういうことかということがわかった。
何より、実践発表しない??という赤坂先生からの誘いのおかげで自分の教室ので振る舞いを改めて言語化したり、メタ的にみることができるようになった
子どもに委ねると、子どもは伸びる。その事実が嬉しくて、どんどん任せていった。
こうなっていくと、いい循環に入り先生の仕事が楽しい→楽しいから笑顔が増える→子どもたちにもいい影響を与える→素敵な事実が増える
こういうプラスの循環の渦に入れるようになった。
そして数年するとこの渦を自分で作れるのではないかという感覚も掴めるようになってきた。
細かいことはたくさんあるが、ざっくりまとめて言うと「クラス会議を行う」これだけである。
先日の学級経営学会のセミナーでも少し話したが、ネガティブな循環からポジティブな循環への転換。
それを起こすためにクラス会議を実践した。
効果はたくさんあるが
1、問題に自分たちで気付ける
2、問題を自分たちで解決しようとする
3、共感することができる
4、問題をシェアすることができる
5、問題ではなく解決策に目を向けることができる
過去を見るのではなく未来を見ることができる
問題に目を向けている間は過去に囚われている。それが解決に目を向けた瞬間未来に目を向けられるようになる。
フォーカスするところが、過去から未来へと変わっていくのである。
はっきり言って、過去から未来へフォーカスさせる方法を自分はクラス会議以外知らない。
もしかするとあるのかもしれないが、一気にクラス全体を巻き込んで変えていける方法がクラス会議なのである。
それをたくさんの人に伝えていきたい。この喜びをぜひ共感してほしいそう思っているのである。
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