エネルギーワーク
2021/12/15
人脈セミナー
自慢話より苦労話
人は自慢話ではなく、苦労した話に共感をする。うまくいっている人の話も確かに気になるが、うまくいかなかった人がどうやってそこからうまくいくようになったかの方が知りたい。そういうものである。
- 私で言うと、先生になって最初全く子どもの気持ちがわからなかった話。
- 保護者と対話ができずに何回もこじれてしまった話。
- こちらの思いばかりを伝えて管理職とぶつかった話。
こういう話は本当にたくさんあるが、なかなか披露する機会は少ない。けれども意識的に出していくことで、救われる人もいるかもしれないので、これから少しずつ出していければと思う。
コミュニティの作り方
スタートするときは能力で集めない、人間性で集める。チームは役割分担が大切になるが、コミュニティは人間性を重要視していく。仕事もこれからは、能力重視と言うより人間性が重視されていく。だからこそ自分の人間性を磨いていくことが重要になってくる。
ではどうやって磨くのか。それは自己開示によって磨く。良いことも悪いこともどんどんシェアしていく。うまくいかなかったこともシェアすることで、自分の人間性は磨かれる。隠すと炎上するし、今はSNSがあるので、隠そうと思っても隠せるものではない。だったら早いうちに開示した方が良い。
こうやってカッコつけずに自己開示していくことがブランディングに繋がる
いいところを見せようとか、悪いところを隠そうとするのがブランディングではなく、全てをさらけ出すことで自分という人間を知ってもらう。それがブランディングである。
自分は何者なのか
仕事も名誉もお金も関係なく。自分という人間はどんな人間なのか。そんなことを考えたことがあるだろうか。
志やビジョン。自分が残りの人生を使って達成していきたいことはどんなことなのか。
仕事ではなく、役割でもなく、人生の残りの時間を使って成し遂げたいこと。そんなことをしっかり考えていくことが何者なのかという答えになる。
私の場合は、まずは先生たちを勇気づける。先生という仕事に誇りをもって楽しんで子どもの前に立つ先生を増やしていく。これが一番の志である。そのためにまずは自分が一番楽しむこと。笑顔で毎日過ごすこと。そんなことをイメージしながら過ごしていく。
成長は融合
日本には専門家と言われる人は多いが、マルチで語れる人は少ない。
教育だろうが、金融だろうが、哲学・化学・スポーツ・芸術。どんな分野でも融合して語れる。究極突き詰めていくと、同じ考え方や根底に流れているものの共通点に結びつく。貧しいという字は、「分けて見る」と書く。
全ての分野を分けて考えるのではなく、融合させて考える。リベラルアーツという融合させる学びをしていくことが何よりパワーアップするし、学びも早い。
今勤めている学校で行っている探究の学習もリベラルアーツに近い。教科という枠組みを外して自分の学びたいことを学ぶ。だから子どもたちも目の色を変えて取り組む。この形が実は一番深く学べるのではと期待している。
自分も仕事と家庭を分けて考えるのではなく同一直線上において考えていきたい。
過去→現在→未来
自己開示をするときにも、目の前の相手と仲良くなる場合にもこの流れを大切にする。
<過去>過去の苦労話や努力してきたことを話したり。今現在の課題、家族の話。自分の短所・長所。
<現在>自分が長年続けてきたことや大切にしていること。自分が夢中に慣れること。
<未来>今後こんな風に生きていきたい。自分の夢や目標。
この流れで自己開示をしたり、相手に話を聞いていくことで一気に仲良くなれる。つまりは友達になれるのである。
人脈と聞くと、何かいやらしいもののように感じてしまうが、究極のところ困った時に頼れる・頼られる友達を作るのである。そんな友達が増えていくことで、豊かな人生を送ることができる。仲良くなった後は、相手の人生をプロデュースしていってもいいし、イベントをして一緒に盛り上げていくのも面白い。
あなたには人生を語らい会える友人が何人いますか?