クラス会議
2022/11/16
琉球大学教育学部に「クラス会議」①
10月初旬に琉球大学教育学部の学生さんに「インクルーシブ教育指導法ⅠA」の講師として180分講義を行いました。180分何を伝えようかなと思いましたが、クラス会議のベースとなる考え方であるポジティブディシプリンについてや自分が教室の中で行ってきたことや問題を問題としてとらえないワークなどを織り交ぜながら180分の講義を行いました。
以下感想をいくつか載せていきます。
今回の講義では、子どもたちとの関わり方について学ぶことができたと感じています。
私はアルバイトでスイミングのコーチをしているのですが、コーチである私の指示が通らなかったり、クラスがまとまらずレッスンがうまくまわらないことが多々あります。学校ではなく習い事なので、私もあんまり怒るようなことはしたくないという気持ちがありました。
今回深見先生の講義を受けて、子どもたちの目的や思いをわかる、理解することがとても大事であるということがわかりました。なぜその行動をしているのか、本質を理解していないと、頭ごなしに注意されても子どもたちの気持ちや思いは消化されているわけではないので、確かにそうだなと純粋に思いました。また、すしざんまいの社長が行っていた、お金が欲しいという海賊の目的に合わせて仕事を与えていたように、将来教師になる私も、子どもたちに目的に合わせた違う手段の活動を選択肢として与えられるような教師になりたいと思いました。そのためには、子どもたちと深く関わり彼らの実態を適切に把握することも大切ですが、引き出しを増やすためにも日々学び続ける姿勢を持ち続けたり、周りの先生方や保護者の方、地域の方との連携や相談、連絡が大切になると感じました。
とても貴重な講義に参加できたことを心から嬉しく思っています。また機会があればお会いできたらうれしいです。この度はありがとうございました。
子どもを本当の意味で理解するというのは、子どもの目的に合わせるということなのかもしれないですね。一人の目で見るのではなく、いろいろな視点で見ることができると、さらに理解が深まりますね。
本日は、お忙しい中私たちのために貴重なご講義をしてくださり、ありがとうございました。私が一番印象に残っていることは、子どもたちに何か行動を求めたい時等、声掛けやコミュニケーション方法一つで聞き手が感じる印象が大きく変わるということです。AとBの声掛けどちらが良いかという活動では、同じ言葉でも聞き手の感じ方に個人差があるということ、目的やゴールが同じでもこのような言い方もできるんだという2つの点から新たな気づきがありました。
また、1つの悩みに対してみんながその解決策を出していき最終的に一つの解決策を導いていくという活動も印象的でした。特に私のグループでは「緊張するとトイレに行きたくなるが、授業中は手を挙げて行き辛い」というような通常学校・特別支援学校どちらにも当てはまる議題を取り扱い、場面設定や議論を進めていくうちに一つの問題にみんなが向かっていく一体感や全員の意見を織り交ぜていく達成感など、子どもたちもこのようなことを感じながらこの活動をするのかなと子どもの視点から取り組むことができました。
本日の活動は私が目指している中学校の現場で子どもたちが楽しみながら社会性や協調性を身に付け、学級経営にも効果的なものであると感じました。今日学んだことを生かして教育現場で生かしていきたいです。本日は本当にありがとうございました。
声をかけるということでも、実際に子どもの立場に立って言われてみると見えてくるものがありますね。中学生にも同じことが言えると思います。ぜひ仲間内でもクラス会議に取り組んでみてください。