学級経営のコツ
2023/2/8
学級じまいにおススメワーク
そろそろ学級じまいを意識する時期ですね
担任の色を抜きつつ、けれども思い出も残していきたいですね。
そんな時におススメのワークを紹介します。
ヒミツの友だち(学級じまいワーク)
八つ切り画用紙をクラスの人数分準備します。
養生テープを15センチ×人数分の倍の数用意します。
カラーペンも人数分あるとよいですが、マジックペンでも構いません。
背中に画用紙を貼ります。イメージとしてはスーパーマンのようにします。
厚手の服を着ていると邪魔になるので、ダウンやフリースなどは脱いでおくとよいでしょう。
友だちの良いところを背中にこっそり書きます
無記名で書いて、なんて書いたかはヒミツです。
誰がどの言葉を書いたのかわからないところがこのワークのいいところです。
20分ぐらい時間を取って、なるべく全員にメッセージをかけるようにします。引っ込み思案の子や、白いスペースが多めの子を発見したら、書けそうな子に「あの子に書いてあげて」とこっそりお願いします。
それでも少ない時には、先生も一緒に書いていきます。間違っても大きな声で「〇〇ちゃん少ないから書いてあげて!!」と言ってはいけません。
ある程度書けたのを見計らって全員に座ってもらいます。
いよいよ背中の紙を見る時間です
破れないように優しく外します。友だち同士で外してもいいです。
最初は裏返して机の上に置いてもらい、せーので一斉に見ます。この瞬間の表情が本当にたまりません。ニヤニヤ恥ずかしそうにしながらも、とても嬉しそうに紙を眺めています。「これ誰が書いたのー??」とか騒ぎながら、いい顔をしている子がとても多いです。
ジョハリの窓の話
中には自分的にこんなこと思ってもいないよという誉め言葉をもらうこともあります。そんな時にはジョハリの窓の話をします。
ジョハリの窓は、自分の知っている自分と自分の知らない自分。
他人の知っている自分と、他人の知らない自分の4つの窓に分けられます。
そして、自分の才能が眠っているのは、自分も他人も知らない窓であると言われています。まだ出会っていない自分の才能は、自分も他人も知らないところに眠っているのです。
それを開放するのには、手段は2つです。1つは自己開示。そしてもう1つは他人からのフィードバックをもらうです。
このワークでは、他人からのフィードバックをたくさんもらうことができるので、才能発見ワークにもなるのです。例えば、今は受け取ることができない「リーダーシップがあるね」という言葉をきっかけにリーダーの道に目覚めることもあるでしょう。
それ以外にも、癒し系と言われて「あぁ自分には他人を癒す才能がある」と気づく場合もあります。
今日大学の授業でこのワークを行ったのですが、その中の一人の男の子がいい意味でマイペースだねと書かれていました。マイペースなの??と尋ねると、いやそんなことはありませんと頑なに否定していました。けれども、同じ部活の子が、同期20人に聞いたら20人ともマイペースって言うよと教えてくれました。つまりそういうことなのです。
本人は頑なに認めたくないし、受け取ろうとしていない性格や特徴を知ることで、それを長所として使っていけるようになるのです。マイペースであれば、自分のリズムを崩さないということになるので、オリジナルの道を追究できる人かもしれません。そんな風に他人からもらったフィードバックを活かして、自分の強みを見つけていく。そんなワークでもあるのです。
小学生にここまで話しても伝わらないかもしれないですが、高学年や中学生には伝わると思います。そして、この紙を家の人に見せても大変喜ばれます。わが子が学校のクラスメイトからどんな風にみられているのかを知れる貴重な機会になるのです。
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