クラス会議
2023/6/20
対話のもつ力
研修をするとき、大学で講義をする時対話を多用する。
1人で学ぶよりも、他者を通しての気づきや学ぶことが多いと考えるからである。
例えば今話題のchatGPTを宿題に使うかどうかという問題
1人で考えて、ネットで調べるのも確かに良いけれども目の前の相手と意見を交わすことで、考えていることに深みが増したり、幅を持たせることができる。相手が自分と違う意見ならば反論を含めて対話もできるし、同意する意見でも、自分とは違うルートで考えている場合もある。
ENGINEに参加して
6月11日(日)にNPO法人アスクネットが主催する教育イベントに参加した。
こちらのイベントです→ https://engine.asknet.org/nagoya/
正式には分科会を担当させてもらったのだが、午前の部で講演されていた白水先生が言っていた言葉
「対話には力がある」
これが自分にはクリティカルヒットだった。
白水さんの著書はこちら
人と自分は違うからこそ学べる。当たり前のことであるが、それを授業の中で体現できている先生がどれほどいるだろうか。経験も育った環境も違うからこそ、お互いの考えていることを用いることでより高みに到達できる。
もちろん高みに到達したいとか、学びたいという気持ちが土台にあってこそであるが、1人で全てやらなくても大丈夫という安心感がもたらす効用はとても大きいと感じている。
午後の分科会はフィッシュボウル
フィッシュボウルとは金魚鉢という意味で、対話を楽しむ形式であ。詳しくはこちらの記事へ
https://www.ourfutures.net/session_methods/fishbowl
フィッシュボウルはあまりやったことがない形であったので少し心配していたが、まったく心配無用であった。休みの日に教育について学びにきている人たち。その中でも、何をするかわからないプログラムに飛び込める人たちの集団が面白くない訳がない。私の役割は、皆さんのもつエネルギーと対話の力を信じて、ファシリするだけであった。
最初に少しだけアイスブレイク的なセッションを行った後は、流れるようにみなさんにお任せ。
「種まき」というキーワードとマーティーの「アリストテレスを今から降ろします」っていうおもしろ発言
ファシリの基本は「信じて任せる」それができれば余計な軌道修正や、質問などはほとんど必要ない。
ここでも対話のもつ力と可能性を改めて感じた。
最後の全体会
「教育は舐められている」
これは最後のセッションで生重さんが発言されていた言葉
生重さんについて→ https://engine.asknet.org/guest-nagoya/ikushige/
確かに舐められている。教育予算もそうだし、先生たちの待遇も子どもたちへの配慮も。
どうしたら良いか。
〇発言権を増していく
〇政治に関与していく
〇社会に渦を起こしていく
要は舐められないように、発言し行動し、必要なものであると訴えることなのかなと思う。
それぞれがぞれぞれの場所で。
私のクラス会議の記事が東洋経済educationさんに載せてもらいました。
yahooトピックスはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c50d27f7e38e25fb9e65759cfcdb5f61ba1d8da
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