学びの形
2020/3/10
先生も大変なんです
性格的にあまり大変だとか言いたくないし、結構楽しめている部分も多い
けどけど休憩時間がないこととか、勤務時間前に子どもが来ることとかおかしいなと思うことはままある。
それを訴えたところで「私たちもやってきたんだから」という謎理論で跳ね除けられる。そのうち言うのも疲れてきて、諦めていく。
きっとそんなことが今までずっと職員室で繰り広げられれてきたのだと思う。
けれども、これから入ってくる先生たちに同じ思いはして欲しくないし、おかしいことをおかしいと言える学校であって欲しい。
だってブラックを容認している学校では、ブラックを容認する子を育てることになってしまうから。
子供達が社会に出て、これはおかしいんじゃないか!と思った時に言える子になって欲しいから、自分たちもおかしいことをおかしい!と言える先生であるべきだと思う。
本書にも書いてある通り、
善意の上で成り立っている制度はもう限界がきている
例えば、勤務時間は8時半からだといって全員が8時半に学校に出勤する
すると8:15分には子どもたちが来ている。校門が開いていなかったり、教室に入れなかったりする。
それではまずいからといって、誰かが早めに来て鍵を開けてくれている。
5時になった瞬間、全員が職員室からいなくなる。家で待っている保護者から「うちの子が帰ってきません」って電話がなっても、出る人は誰もいない。
それではまずいので、誰かが残って対応している。などなど。
休憩時間についても、空き時間が1日1コマでもあれば、休めるのかもしれないが、そんな小学校聞いたことはないし、空きコマだからといってのんびり休憩している先生は見たことがない。
みんな貴重な事務仕事ができる時間なので、PCにかぶりついたり、ノートにコメントを必死に書いている。つまり休憩時間でもなんでもないのである。
こんなことばかり書いていると、愚痴ってばかりいて気が滅入りそうになるが、これらは13年教員をしてきた事実であり、何も盛って話をしている訳ではない。
一般企業にいた時にも、残業があったり休日出勤も多忙期にはもちろんあった。けれどもそこにはきっちり残業代が出ていたし、勤怠管理も部屋のカードキーてきちんと管理されていた。
文句を言いたいのではない、改善をして欲しいのだ
部活の問題、勤務時間の話、残業代の話、空きコマの話、校務分掌の話
どれも読めば読むほど納得の内容であり、頷くばかりである。
だったらどうするの?!って一つ一つに声を上げて変えていくだけである。
制度的なことには時間がかかるが、実務的なことには手をつけやすい。
紙主体の事務作業からの脱却。GOOGLEフォームなどを効果的に活用。
懇談などもZOOMで行ったり、今回のように多くの人が集まれないからこそネットの活用範囲が広がる。
そして、採用倍率の低下している今だからこそ抜本的な改革ができる。
福井県は部活動を地域に移行していく (福井新聞ONLINEより)
などなど各自ができることを進めていくのが重要である。
自分の自治体で行っている2期制もかなりおすすめであるし、通知表なんかも廃止するのも大幅な事務作業の削減に繋がる。
もう一つは会計事務。学校ごとに違った様式を使っており、異動の度にとても手間がかかる。せめて市ごとに同じシステムを使ってもらえれば混乱も少なく、年度末に焦るというのが減ると思う。
文句ばかり言っていてもしょうがないので、多少の改善案を提示しつつ今回はブログを終えたい。