考え方
2020/10/30
自分軸とわがままの違い
自分軸で生きろって言われますが、自分を出してしまうのはわがままな気がします。
そうですね。自分の意見を言いすぎるのはわがままなことのような気がして、気が引けますね。
どこまで本音を出していいのか。どこからが協調性なのか、非常に悩ましいです。
例えば、自分がAをやりたいと思っていたとします。しかし、それを提案するとベテラン先生からBにしなさいと言われました。その時にあなたはどうしますか?
ベテラン先生にもっと受け止めてくれよ!とか、なんでAとやりたいのか聞いてくれよ!っていう気持ちがありますが、今日はそこは置いておきます。
この状況で、どうしていくのが自分軸で生きるということなのかと言う話です。
①Aがやりたい!と提案
②Bにしなさいと言われる
③絶対Aしかやりたくないと突っぱねる
これがわがままです。
①Aがやりたい!と提案
②Bにしなさいと言われる
③すぐに諦めてBをやることを受け入れる
これは素直ですが、やりたいことができずにいるのでストレスが溜まります。最初のうちはこれでいいかもしれませんが、いつまでもこの状態では、言われたことしかできなかったり、そのうちAがやりたいと言う気持ちも持てなくなってしまいます。
では、自分軸で生きるってどういうことでしょうか
①Aがやりたい!と提案
②Bにしなさいと言われる
③Bの中にAの要素が入れてみます。一見するとBと言う指示にしたがっているように見えますが、アイデンティティや自分らしさは決して失いません。
わがままの場合は、軋轢をうんだりケンカになったりします。
他人軸で生きるとストレスがたまり、失敗した時になんとも言えない気持ちになります。
自分軸で生きると、頭の中までは支配されないので、自分の思ったこと感じたことを表現することができます。自分がやりたいようにやっているので、気持ちよく取り組めるし、失敗したとしても責任を取ることもできます。
この微妙な違いがわかりますか?
自分軸で生きるってことは、心に素直に生きるってことです。判断軸が自分にあるので、迷いも少ないし、人の言動に左右されません。もちろん対話をしないとか、人のアドバイスに耳を傾けないとかではないです。けれども最終的には自分で意思決定をして、前に進みます。
人から言われたとか、どう思われるとかではなく、自分がどう生きたいかで物事を決めていくのです。
これを4月から先生になる、大学4年生に伝えてこようと思います。果たしてどう受け取るのか、今から楽しみです。