学びの形
2020/11/13
2年 長さ 算数 の授業を考えてみた
あるところにお侍さんがいました。
お侍さんは困っていました。
刀鍛冶の鱗滝さんに刀を頼んだのですが
できあがってきた刀が、とても短かったのです。
なぜこんなことが起こったのでしょうか
昔は人差し指から親指までの長さを「あた」と読んでいました。
お侍さんは「20あた」で作ってくれと頼み
鱗滝さんはOKしました。
ところが鱗滝さんの手の大きさが小さく
お侍さんの「1あた」と鱗滝さんの「1あた」が違っていたのです。
そのために、お侍さんがイメージしたのは長い刀で
鱗滝さんがイメージしたのは短い刀でした。
これをみんなで考えようという授業です。
長さの導入の授業です。
定規があるのが当たり前でなく昔は体の大きさを用いて長さを測っていました。
という所から、長さを測るのに定規がどれだけ便利であるかに気付き、定規の使い方をマスターしたいという思いをもちます。
どんな授業もそうですが、いきなり「長さを測るよ!」とか「定規を使うよ!」と言っても子どもたちは必要性がなければ「なんでだよ!」ってなります。
要はなんのために長さを測るかを明確にした上で、長さの単元に入っていくのです。