考え方
2023/6/21
だが、情熱はある
オードリーが大好きである。
ずっとリトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンのリスナーをこう呼ぶ)だし、出ている番組はすべてとは言わないが主要なものは観ている。
特に「あちこちオードリー」は必ず観ている。二人の素が見えるし、ゲストの方の本音が垣間見えるのも非常にワクワクする。
なぜこんなにも好きなのか
好きを因数分解してみる。
〇若林さんが人見知りであった
〇若林さんが書く文章に共感する
〇ラジオから二人の成長や葛藤が伝わる
〇単純に話が面白い
〇同世代なので青春時代に見てきた景色が似ている
〇お笑い芸人という生き方が好き
若林さんのエッセー本でおススメはこちらの2冊
となると、好きのほとんどは若林さんであり春日さんへの興味は薄いことがわかる(決して嫌いなわけではない)。
合う人に会っていく
これは「だが、情熱はある」の中で若林さんがダヴィンチのコラムに書いていた言葉である。
人見知りであった若林さんは、合う人が極端に少なかった。だからこそ相手に合わせるというより、自分とフィーリングが合う人と会っていこうと決めた。
日本人だけで1億人以上いる。その中で本当に合う人とだけ過ごしていくのが幸せであり、無理やり合わない人に合わせて生きていくほど人生は暇ではない。
売れない時代もあきらめない気持ち
結局はここを知りたくて観ているのかもしれない。何年も何年も売れない不遇の時代が続いたのにも関わらず、芸人を続けた。そのエネルギーやモチベーションはなんなのか探していたが結論は出なかった。
けれども一つだけ言えるのは一緒に住んでいたばあちゃんの存在。決して売れないことを否定するわけでなく、純粋にテレビに出ている正恭君をみたいなという気持ちで応援している。
そんなばあちゃんのことが正恭君も大好きだし、春日さんのボロアパートで行ったライブにも招待している。世界で誰からも認められていなくても、ばあちゃんだけはたった一人の応援者であったのである。
そう思うと自分にとってもばあちゃんの存在は大きい。
どちらのばあちゃんも自分の話をふんふんと言って聞いてくれたし、なにより遊びに行った時に歓迎してくれた。そして学生時代にお金がない時には、いつもお小遣いをくれた。
免許を取って最初に乗った車「インテグラ」を買ってくれたのもばあちゃんだった。じいちゃんが死んだときは泣けなかったが、ばあちゃんが死んだときには号泣した。
東京ドームへの道
見渡してみると自分の周りにもリトルトゥースがたくさんいる。ほとんどが同世代の男性である。
つまりアラフォーのおじさんのファンがたくさんいるのだ。この前びっくりしたのは、娘を友だちの家まで送っていくと、迎え入れてくれたお父さんのTシャツに「リトルトゥース」とでっかくプリントされていたのだ。
同い年のきのっぴはわざわざニッポン放送に早朝から並んでくれて東京ドームのステッカーをゲットして、自分が東京に行った際に手渡してくれた。
おじさんたちの胸を熱くする何かがそこにはあり、まだまだおれらも負けねーぜという気持ちにさせてくれるのかもしれない。