学級経営のコツ
2023/2/13
保護者懇談会(学級懇談会)が不安です
1年目の先生から質問をもらいました。
もうすぐ保護者懇談会があるのですが、何を話していいのかわからないし、どんな空気になるのかもとても不安です。どうしたらいいですか??というものでした。
やったことないことを行うのはとても不安になるし、私も1年目・2年目の頃はとても緊張したのを覚えています。頭真っ白になるし、みんなから文句を言われたらどうしようと不安でしょうがなかったです。けれどもその日は確実にやってくる、逃げ出すこともできないからこそこうやって質問してくれたと思うので、自分なりの方法をお答えします。
1、保護者はほとんどが味方であるという事実
よっぽどのやらかしをしていなければ基本的に味方でいてくれています。絶対に大丈夫とは言えないかもしれないですが、基本的に「先生がんばれ」というスタンスでいてくれるのが保護者です。だから、変に緊張することなく普段通りにやればよいのではないでしょうか。
2、担任から話す時間は短めで
45分懇談をしようと思うととても難しくなります。質疑応答を入れたりしても、宿題に対する不満などが出始めるとちょっと危険な雰囲気になります。1対30になるとても落ち込むし
何も言えなくなってしまいます。もちろんみなさんの意見は聞く時はあってもいいですが、できるだけ個別に聞く時間をとるとよいでしょう。
3、お子さんの成長を語ってもらう
どんな子でも1年間あれば必ず成長します。背が伸びたとか、忘れ物が減ったとか。そんな家の人から見て成長した姿を教えてもらうのです。先生からでは気づけない成長を知ることができますし、その後子どもと一緒に成長を喜ぶこともできます。何より教室がいい空気になります。ともに成長を喜ぶ仲間であることが大切です。
4、先生からの語りは短く、ムービーなどを簡単でいいので作っておく
いざ当日さあ語ろうとしても、大勢の保護者の前だととても緊張して言いたいことが言えなくなるor忘れてしまうなんてこともよくあります。そうならないために、ムービーを作って、そこに成長のしるしを残していきます。写真をいれると勝手にムービーにしてくれる機能もiPadにはあるので、凝ったものを作ろうとしなくても、すでにある写真と音楽を合わせることで、保護者にとっても嬉しいものが出来上がります。
この4つを組み合わせていくことで、懇談会に不穏な空気が流れることを防ぐことができます。もちろん意見や質問などは真摯に受け止める姿勢も必要です。繰り返しますが、みんなの前で複数の人から責められるのは避けられるようにしたいですね。
基本的に一生懸命やってくれている先生のことを応援している
息子の担任の先生は一年目です。とてもよくやってくれているなと思います。ここができていないという減点方式で見るというよりは、こんなこともしてくれているという加点方式で応援しています。ほとんどの保護者はそうやって見てくれていますが、中には1年目の先生だからこれができていないと感じている人もいることがあります。そんな保護者の意見は、個別に受け取るようにしましょう。そして、管理職やベテランの先生と一緒に対応策を考えた方がよいです。だからこそ、自分だけの場である学級懇談会で、質問などを受け付けるのはなるべく避けた方がよいのです。
少しでも1年目の先生やこれから先生になる方の心が軽くなったのであれば嬉しいです!!
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