学級経営のコツ
2023/9/5
9月からの学級経営
4月からの学級びらきとは少しだけ違う9月からの学級経営のポイントを整理してお伝えします。
夏休みを終えて
既に知っているメンバーではあるのだが、夏休み期間を終えて少しだけ距離があったり、心も身体も成長している。変化の様子にも心を配ってみる。髪型・服装・体格の変化などにも注目する。休み明けの身体測定なども大切になってくる。極端に体重が減っている子などがいたら養護教諭から教えてもらう。1人で対応にあたるのではなく、チームで対応することで見えてくるものがある。
グループの固定化、解体に気をつけよう
低学年でも高学年でも関係が固定化していく。そのこと自体が悪いことではないが排除する動き(仲間はずれ)などに気をつけておくことが大切になってくる。夏休み前までは一緒にいたあの子とあの子が一言も話さなくなっている。そんなこともよくある。
無理に話させようとしなくても良いが、担任として把握しておく必要はある。理由もそれとなく聞けたら聞いておこう。
ゆるやかにグループを解体していく
仲の良い子と一緒にいたい。その思いは大切にしながらも、ゆるやかにグループを解体していく。
簡単に言うと。誰といても過ごせるようにしておくのである。
グループを解体しようとしても難しい。と言うより無理である。こちら側で無理やり「あのグループにしなさい」と先生が指示を出してもそんなに簡単なものではない。
ではどうすれば良いのか。
それはたくさん遊んで、たくさん笑うことである。
隙間時間を見つけてどんどん遊ぶ。アイスブレイク集などの本を教室に持ち込んでひたすら遊んでいくのである。遊びのパワーはものすごい。
たくさん笑うことで心が緩む。失敗すらも笑えるようになる。教室にもたらすものはとても大きくなる。グループが固定化している場合は、誰とでも一緒にはできない。決まったあの子と過ごさないと心が落ち着かないのである。それを緩やかに崩していく。仲の良い子はAちゃんであるが、B君やCちゃんとも一緒に遊べる状態にしていくのである。
横糸を強くしていく
先生と子どもの関係が縦糸
子ども同士の関係が横糸の関係。たくさん遊び笑うことで横糸が強く張れるようになる。縦糸だけでなく、横糸をしっかり張り巡らすことでクラスが安定していくのである。
もちろん私がお勧めしているクラス会議も横糸を強くする実践である。こちらもぜひやってみて欲しいのだが、まずは隙間時間でたくさん遊ぶ。1分あれば遊ぶ。これを9月中は特に意識する。
簡単1分えんぴつ遊び
①鼻の下に鉛筆を挟む
②全員そのまま立つ
③先生が前に立って面白い顔をする
④笑ってしまい鉛筆を落としてしまったら座る
⑤最後まで立っていた人が優勝
たったこれだけのことであるが、めちゃくちゃ盛り上がる。先生が面白い顔をするのは恥ずかしいという方は、面白い子や盛り上げ上手な子の力を借りて、笑わせ係としてお願いしても良い。
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