クラス会議
2023/1/30
クラス会議×教職員組合の相性がすこぶるよい件
先生たちが繋がるツールとしてのクラス会議
1月28日(土)に石垣島で八重山教職員組合様におよびいただきクラス会議の研修を行ってきました。
沖縄の先生たちはもれなく離島勤務を経験する。石垣や宮古島のような大きな島もあれば、西表島のような小さな島がいくつもあり、そこに赴任することもある。
小さな島ならではの良さもたくさんあり、地元の人がたくさん食材を分けてくれたり、地域のお祭りに参加して交流を深めることもあるそう。
けれども全ての職員室の雰囲気が良い訳ではなく、昔ながらの上位下達の組織があったり、良くない先輩後輩の文化が根強く残っている所もあるそう。
そして若手は孤立をして苦しみを生む
元々私たち40代前後の採用は極端に少ない。これはどこの県でも言える。そうなると50代以上と20代の先生がボリュームを占める。中堅が上と下を繋ぐ意識がある職員室であれば、対話が生まれる。けれども働き方改革によって早く帰ったり(もちろんよいことですが)、極端な人手不足によって余裕がなくなることで、人のことまで面倒見てられないという声もチラホラ聞こえる。
組合の先生に相談に来る頃には、すでに休職や退職を決めた状態で相談ではなく報告にくることもあるそうで、「なんとかしたいんですけどね」と悩まれていた。
やはりそこはクラス会議の出番だなと強く感じる。今日の会のような、自分の悩みを吐露する機会を設けることで、悩んでいるのは自分一人だけじゃないと気付き安心することができる。
事態が深刻になる前に相談することで、たくさんの手を打てる。
相談相手が複数いるので、一気にたくさんの解決策を手に入れ、それを順番に試すことができる。
学校内だけでなく、学校外の繋がりを作ることで、同じ職場に行き詰まった時に外に目を向け、他の学校、校種、地域の先生からも話を聞ける。
極めて短時間で仲を深めることができ、相談するまでの時間をあまり要しない。
と、まあ良いことしかないのである。せっかく育てた先生が苦しい思いをして辞めてしまうとただでさえ苦しい現場がどんどん回らなくなる。
2年目、3年目でさあ!学校の中心となって動いてもらうぞ!っていうタイミングで辞めてしまうのは、時間的、経験的にもとても残念なことである。
こんなにも効果的で、即効性があり、先生たちの繋がり作りに役立つものはクラス会議以外にないのではと心から感じる。
そして学んだことが、そのまま教室の中で子どもたちにも反映できる。
先生としてのマインドにも働きかけ、トラブルが減り、これまた早く帰れるようになる。
全国の組合の先生方
ぜひクラス会議の研修を取り入れてみませんか?オンラインでもオフラインでも、必ず参加して良かったと思えるものを提供できます。
そして、先生たちが笑顔になり子どもたちの目の前に立つための研修ができます。
今なら4月以降日程の自由が割とききます。すでに色々な小学校から研修依頼をいただいていますので、悩まれている方はお早めにご相談下さい!!
そして今回声をかけていただいた八重山教職員組合の先生方に心から感謝申し上げます!!