学級経営のコツ
2019/11/14
班きめの極意

修学旅行、キャンプ、校外学習。
楽しいはずの行事ですが、班決めがうまくいかないとみんなのテンションだだ下がり。
クラスの雰囲気がすこぶる悪くなり、ひどい時にはその間中引きずっている子もいます。
だからといって、先生が全て決めてしまうのは違うと思うし
自分が子どもの頃、先生に決められた班っていうのは全然納得がいかなかった思い出があるので、極力避けたいと思っています。

大切なのは、納得感・平等感・自己決定
何が揉める原因かそれは、あの子だけずるいってやつです
自分は我慢しているのに、あの子は自分の思い通りになっている
大人からするとそんなことでと思いがちですが
子どもにしてみれば死活問題
修学旅行やキャンプが最高になるか、最低になるかぐらいのものなのです
7割主義を目指す
班ぎめをする前に、全員が100%満足がいくことはあり得ない
みんなが7割4人班なら、2〜3人はこの子がいい!っていう子になるけど
残りの1〜2人は、多少の我慢も必要ってことを伝えておきます。
みんなで決める?先生が決める?
そんな問いかけをすると、必ず自分たちで決めたい!って言います。
これは13年先生をやって、ほぼ100%の確率でそう返事が返ってきました。
そこから、条件を出します
①全員が笑顔で終われること
②時間内で決めること
③一人で寂しそうにしている子がいないこと
④上記の3つが守れない場合は、先生が決めること
を約束します。
時間は子供達と「何分で決められる?」って相談します。
今までこの方法で、ほぼ100%みんなが笑顔で行事を迎えることができました。
もちろん、それまでに色々を手を打って、子どもたちの心を耕しておくことも大切ですが
この方法で決めておくと
後から問題が起こっても、自分たちで決めた班だからといって問題が解決しやすくなります
反対に先生が班を決めてしまうと、先生の責任といってこちらに転嫁してくることが多いです
みんなが納得する方法をあらかじめ提示しておき、自分たちで決めたという自己決定を促し、みんな平等に決めることができたと思うこと
これがとっておきの班決めの極意です