考え方
2020/9/19
やりたいことをやればよい
M1に出る?!昔からの夢だったかと言われればそうではない。
見るのは好きだったけどまさか自分が出ようとはこれっぽっちも思ってなかった。なのに8月の下旬にエントリーシートを書いて郵送している自分がいた。
相方はNSC卒、先生も3月に卒業したドラちゃんこと坂田聖一郎くん。聖ちゃんとは1年半前にとある校長さんから、お前に似た変なやつが先生辞めて講演家になる!!って言ってるから会ってやってくれ!ってお願いされた。それからあれよあれよと言う間に、いろんなイベントを経て、今日はM1の初舞台。
人生どうなるかなんて本当にわからない。小学生の頃毎年学芸会で主役をやっていた目立ちたがりの太一くんは40を手前にまさかの漫才師デビューとなりました。
デビューが決まってからZOOMで2回ほど打ち合わせしたけれど、コンビ名と今までのM1でどのコンビのネタが好きかって話をしただけで、全くもってネタは決まっていなかった。
今週に入ってこんなのどう?って聖ちゃんから送られてきたネタ台本を見ながらあぁこんな感じで進んでいくんだなーって、なにか他人事のように感じていた。
結局当日まで二人は会うことなく、今日も今日とて、出番は5時頃だからランチでもしてからでいいかーって呑気なもの。
栄にできたシャレオツカフェで、のんびりレモネードなんか飲みながら、千葉からわざわざ遊びにきていた、なおやくんと3人で未来やビジネスについて語っていた。
昼過ぎにようやく場所を変えて、カラオケボックスへ。そこで2時間ネタとにらめっこして、10回ネタ合わせを重ねた。
最初台本通りやってみたら、4分オーバー。そこを持ち時間2分に削る作業を経て、なんとか1分50秒に収めることができた。
そこから会場である栄のロフト前の専門学校へ。着慣れないスーツを着込んだ若者や、お坊さんの格好をしたコンビ、赤旗と白旗を持った大阪からきたコンビなど見ているだけでワクワクしたし、話しかけたい気持ちになった。
控え室でもよく見る出番前のネタ合わせをしているコンビがたくさんいて、でも今日出ているほとんどの方がアマチュアだったのでプロの人たちに囲まれるとなると一体どんな気持ちになるんだろうってホワホワしていた。
そんな甘い気持ちで臨んでいるにも関わらずきっちり緊張はするもんだから人間は面白い。初舞台は照明が眩しすぎて、無観客だったからウケたのかすべったのかもわからなかったけど、結果を見たらまあそうだよなってなりました。
リンク貼っておくんでドキドキしたい方は「さかたいち」を探してみてください。
M1ホームページ https://www.m-1gp.com/schedule/detail.html?id=355
エントリーナンバー3177は一生忘れないと思いきやきっと来年にはきれいに忘れているんだろうなー
忘れないのは終わった後に飲んだ一口目の生ビールの味と、参加賞がカレーメシだったことかなと。
儚くも散った40歳前の挑戦でしたが、これからの可能性や、
やりたいことはやればよい!!
っていう至極簡単な成功法則を改めて気づかせてくれた。だってやりたいと思ってもM1に出ない人がほとんどだし、やる前からどうせ無理だから!って諦めている人がたくさんいる。無理かどうかはやってみないとわからない。
まあ儚くも散ったけど、、、散ったといいながら今回は出場が目標だったのできっちり目標達成である。
そして本番でも意外と噛まずに、ネタも飛ばずに(聖ちゃんの優しさでセリフはめっちゃ少なかったけどね)やりきれた。
2000円さえ払えばやりたいことはやれるんだって学んだよね。なんなら2000円も払わなくても、相方がいなくてもお笑いやりたい人はYou Tubeで流してみればいいし、講演したい人は講演してみればいい。
本書きたい人はネット出版できるし。ブログならそんな手間もすべてない。やりたいことをみんながやれる世の中に。
「でもなー」とか、「時間がー」とか言ってる間にじいさんになって、死ぬ前に後悔だけはしたくないから、軽やかに時にはバカになりきって、これからもやりたい!って気持ちに素直に進んでいこう。
結果はともかく
やれた自分に◎。動けた自分に花丸。ネタを考えてサポートしてくれた聖ちゃんにも花丸を。
オードリーの春日さんと、ハライチの澤部さんがネタ書いてないことを相方からいじられてお前らは漫才師じゃない!ネタ受け取り師だ!!って言われてたのを、腹がよじれるぐらい笑っていたけど、まさか自分もそっくりそのままネタ受け取り師としてデビューするとは思ってなかった。
あぁ風がすっかり秋のにおい、でも心地よさしか感じない夜
ではみなさまおやすみなさい