学びの形
2020/3/15
落ち着かないクラスがたった1分で落ち着く方法
先生うちのクラス全然話聞かなくて困っているんです
そうだよねー子どもって話聞かないよね
そんな冷たいじゃないですか。どうしたらいいんですか?
たった1分で子どもが落ち着く方法があるよ。知りたい?
もちろん知りたいです!!教えてください。
たった1分で子どもが落ち着く方法 それは瞑想です。
マインドフルネスとも呼ばれ、世界的な企業でも会社に取り入れられているほど効果が高いんです。
どんな効果があると言うと頭の思考を整理するということです。
脳みそは意識・無意識を含め1日に5万回思考すると言われています。
ぼーっと見ているものについて気がつかないうちに考えていたり、鳥の鳴き声を感じとったりするのも含めてです。
瞑想をすることで、その思考が1割減ると言われています。5万回のうちの1割なので5千回分です。
そうすることで脳の中に空き容量が増え、脳の回転スピードが上がります。
容量いっぱいのPCは動くのが遅いですが、データを消して空きを作ると動きが軽くなるのと仕組みは同じです。
人間もPCも仕組みは同じなのです。では、子どもがなぜ落ち着くのか。
それは瞑想をすることで深呼吸に繋がるからです。
うちのクラスでは、毎日朝の会で1分瞑想するプログラムが組まれていました。最初は机を叩く、大声で叫ぶ、歌を歌うといった感じで毎日がサンバ状態だったのですが諦めずに続けたところ驚くような効果が出ました。
夏前には全員が2分間黙って瞑想できるようになり、クラスの問題も驚くほど減りました。
深呼吸をするって気持ちが良い。それを全員が体感できたからこそ、みんなが自然に取り組むことができ、効果が出たのだと思います。
これをクラスで実践する時にポイントがあります。それは、やらない子を注意しないと言うことです。
いきなり先生が瞑想します!!って言って、素直にやるほど子どもは簡単ではないです。「なにこの先生言ってんの?」とか「瞑想とか言いながら迷走してんじゃね?」とか心無い言葉を投げかけられたりすることもあるでしょう。そんな時についムキになって「やりなさい!!」と強く言ってもあまり効果はありません。
あくまで自然体で、2分間の深呼吸を楽しむ。先生も子どもと一緒に瞑想の時間を味わうぐらいの気持ちで取り組むといいでしょう。
やり方のポイント
本当はあぐらを組めるといいですが、教室中ではイスに座ったままでも大丈夫です。
①背筋を伸ばす
②両足の裏を地面につける
③手を膝に置く。
の3点です。うちのクラスでは日直さんが
日「足は?」 み「ベタ」
日「背筋は?」 み「ピン」
日「手は?」 み「ひざ」
と言った感じで、合言葉のように始まります。2分タイマーをかけて、ピピッとなったら終了。たったそれだけです。
いきなり教室でやるのにハードルが高いなぁって方は、まず自分が家で寝る前と朝起きた後にやって良さを体感してみてください。
そうすると子どもたちへの言葉がけも変わってくると思います。
ぜひ今晩からやることをオススメします。本気で人生変わりますよ。