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学びの形

2022/1/17

コミュニケーション論 大学にて講義

東洋大学の社会学部の学生さんたち120名に向けて授業を行いました。

テーマは

「コミュニケーション」について

何を話そうかなと迷いましたが、まずはこの話から

要はキャッチボールがうまくできるかどうかですよってことを伝えたかった。

相手の構えているミットに向かってボールを投げたり、相手の投げたボールをきちんと受け取ることができるかという話。

そのためにも自分と相手の共通点を見つけ、それを深堀りしていく。相手がどこにボールを投げて欲しいかを考えるってことが大切。

その昔、教員採用試験に金髪で登場した男の子がいた。金髪がいい・悪いという話ではなく。採用試験というボールを投げた相手に対し、自分は受け取る気はありませんと意思表示をした訳である。

ここでのキャッチボールは成立していない。むしろ試験自体を休めばいいのにとすら思ったけど、きっと大学から「行きなさい!」という指令がくだっていたのだろうと考えられる。

恋愛に例えてみると

指輪が欲しいなと考えている彼女に対し、爬虫類好きの男の子がアマゾンに住む希少種の黄色いトカゲをプレゼントしてしまうと、それはまさしくミスコミュニケーションな訳である。

そんな高い球を投げられては、名キャッチャーの古田だろうと、城島だろうと(例えが古くて。。。)ボールは取れない。就職試験であれば、どんな学生を欲しいと思っているのか、恋愛であれば相手が何をプレゼントして欲しいと思っているのか事前にリサーチしておくことが必要であるし、それぐらいの手間はかけないとうまくはいかない。

他人軸と自分軸について

親や世間の期待に沿った人生を歩もうとするのが他人軸

自分のやりたいように生きるのが自分軸

では自分軸でのコミュニケーションってどうするの??ってことになるのだが

先生になるかどうかを決めるのは自由。どんな仕事に就くか決めるのは自分軸。

親があの仕事に就きなさいと言ったとしてもそれに従う必要はあまりない。

では、自分のしたい仕事をする上で必要なコミュニケーションを取るために、相手のニーズを計るのである。

これが自分軸だけど、相手と上手にコミュニケーションを取る方法である。

恋愛に例えると、どんな人を好きになるかは自分の自由である。

その上で、好きになった相手のニーズを満たしていけるようによく相手を観察するのである。

コロナ時代のコミュニケーション

今の大学生は結構大変である。

2年生なんかは去年1年間オンラインで過ごし、友達を作る機会がとても少なかったそうだ。

学食にいけるわけでも、履修を一緒に考えるわけでもなくひたすら家からオンラインの授業を受けていたそうである。けれどもそれを逆手にとっていくのである。

例えばTwitterで呼びかけさえすれば、きっと同じ大学、同じ学部の同級生が集まることは可能である。

オンラインだったとしても、家からZOOMで繋ぎ今後の学生生活をどう乗り越えていくのかをみんなで考えるのである。オンラインだぁ!不幸だぁ!と言っても誰もそれを肩代わりしてくれるわけでもない。

オンラインがいきなりオフラインになるわけでもない。だからこそもてるものの中で何を駆使してこれからの学生生活を楽しむのかを考えてほしい。オンラインにはオンラインならではの良さがたくさんある。

私自身も、オンライン上でしかまだ会っていない友人が日本全国にたくさんいる。これはここ2年で非常に増えた。自分が求めればそういう繋がりは必ず生まれるし、作ることができる。講義の後にも、学校の友達と通話すればいくらでも繋がれる。なんなら、講義の裏でラインで繋がっておいても良い。

アイデアさえあれば如何様にでもなるのである。そしてオンラインを駆使できる力こそ、これから社会を生き抜く上で非常に大切になっていく。

実際に講義の中でブレイクアウトセッションを行ったが、上手にファシリ役を買って出て、そのグループの話をまとめる学生もいれば、誰も話さないからと言ってずっと黙っているグループもあった。コミュニケーションを学ぶ講義であるのであれば、そこは少し恥を忍んで手を挙げてみれるとよい(実際には2回目のセッションでは、1回目よりは積極的に質問したり、盛り上げたりできたようで嬉しかった)。

オンラインはオフラインの代替ではなく、これからはオンラインの中にオフラインが取り込まれていく。実際にそうなりつつある。仕事でも大学でもこれだけオンラインでできることが増えると、いかにそこに対応していくのかが大切である。

もちろん成長には痛みが伴う。

今まで経験したことがないことであれば、恐れを感じる場合もあるし、居心地のよい場所に留まろうとする脳の働きもある。

ブレイクアウトで知らない人たちの前で話すのは少々勇気がいることであり、びびる気持ちもわからなくもない。

けれどもその先の成長を目指すのであれば、恐怖に打ち勝ち、一歩前に歩みを進めるのである。もし恐怖があれば、先に進んでいる人たちに対処法を聞けばいいし、一緒に進める仲間を見つけてもよい。

コミュニケーションを手段で終わらせておくのはもったいない

人生を豊かにするツールであり、それ自体が目的である。私語や雑談を楽しめる人生はとても贅沢である。

自分には価値があると信じ、相手とコミュニケーションを取ることが何よりうまくいくコツである。

最後に

自分の目標は日本人の自殺をゼロにすること

これまであまり多く語ってこなかったが、大学時代の後輩が自ら命を絶ったことがある。

性犯罪者になった後輩もいる。

どちらも防ぎようのなかったことかもしれないが、話を聞いていたり少しでも相談に乗ることができていたら、もしかして違う道もあったかもしれない。

だから自分はクラス会議を広めて、みんなが困った時に相談できる先を作っていきたいし、温かい人間関係を日本中のクラスで作って欲しい。それが自殺ゼロへの自分なりの取り組みである。

こちらは学生さんたちから頂いた授業の感想↓↓↓ きちんと言いたいことを受け取ってもらえて感謝しかありません。貴重な機会を頂いた小川先生に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。


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