新任の先生へ
2025/4/10
教育大の学生たちに

授業の合間に何気なく話かけてみた
T:「先生になるの??」
S:「いやー正直迷ってます」
T:「どこが迷いポイントなの?」
S:「実習とか見ても先生たち余裕ないし、小学校だといきなり担任持たされて、それでうまくいかなかったら、保護者に詰められるとか意味わかんないし」
T:「いやーめっちゃ気持ちわかるわ」
これ今の学校現場の問題点が結構詰まっています

❶教育実習に行ったけど、余裕のない先生たちの現状をまざまざと見せつけられ、「先生になりたい!」という気持ちは減退する。
❷いきなり担任がもてる!ではなく持たされる!という気持ちになっている
❸大学で十分に教えられていないという気持ちもある
❹保護者が寛容ではなく、責められるとか詰められるというイメージを持もっている
5年後には結構働きやすくなっているのでは
働き方改革も進み、部活動も地域に移行し、何より今のままでは崩壊してしまうのではという危機感もある(ないかもしれないが。。。)
現場が壊れるのが先か、働きやすさが進むのが先が。悩ましくもあるが、当然今のままでは、これから先生を目指そうという人はどんどん減っていく。
そんな話もしてみたが、学生から出た言葉は
「崩壊する現場に巻き込まれたくないんすよね」
そうだよね。。。
昨年4月に文科省へ

先生たちが疲弊している
学校の備品なども自腹で買っている
授業の準備どころではない
色々訴えてみたけれど、何か変わっている様子も伝わってきていない
まずは小学校で言うと、いきなり担任ではなく一年目は副担任として、いろんな教室を回って学べるといいのになと思う。
それこそ、採用試験ではその人の本性はなかなか見抜けないので、1年間の長期インターンシップ制をとり、給料を払いながら、採用を見極めていく。
試験だけだと誤魔化しも効くが、一年一緒に働けばその人の人となりは充分に把握できる。
そのためには予算と枠組みの変更が必要であるが、柔軟性が乏しいのが今の現場。
せめて先生になりたい!という学生が
現場は大丈夫だから!気持ちよく送り出せる!!そんな環境になって欲しいと願う
まずは、一人一人が優しく出迎えて欲しい。
困ってない?大丈夫?なんでも聞いて。そんな声で救われる子もたくさんいる。
気配り、目配り、心配りを忘れずに