クラス会議
2023/8/19
シン・クラス会議セミナー
8月11日(金)山の日 愛知県瀬戸市にてシンクラス会議セミナーが行われました。
別名クラス会議全国大会
瀬戸ツクルスクールをずっと運営されている一尾さんが数年前から瀬戸にクラス会議を根付かせようと始めた。クラス会議のクの字も知らなかった私は、学級経営がいまいちうまくいかず、子どもとの関係づくりにも苦労していた。
そんな中で一尾さんに「you来なよ」と誘われて、訳もわからず参加。そこで大将軍こと赤坂真二先生と出会い、そこで見たクラス会議の映像に心を奪われた。
子どもたちが楽しそうに活動し、自分ごととしてクラスの問題や個人の問題を話し合っていた。こんなクラスにしたい!!と心から思いそこから懸命にクラス会議を学んだ。
当時参考にした本
やはり最初はうまくいかず、クラス会議をやればやるだけクラスが荒れていくような気持ちにもなった。
これは形だけ真似て、その裏にあるマインドや哲学をすっ飛ばしているからもちろんであった。
そんなクラス会議セミナーが毎年夏に行われ、当初は保護者と先生が一緒に学ぶ全国でも珍しいセミナーであった。当時の私は保護者には気をつけろ!モンペになるぞ!と言われていたので、最初は結構ビビっていたが、実は保護者は学校や先生を応援してくれる仲間であるということを知った。
今思えば、毎年講座を設定してくれた一尾さんも、毎年上越から駆けつけてくれた赤坂先生も共にすごいなあと思う。講座自体も、笑わせる・動かせる・感情が揺さぶられる。といった普通の座学ではない学びのスタイルをここで学んだ。
3年目のクラス会議セミナー
「たいち来年は実践発表してね」赤坂先生から何気なく言われた一言。
わお!と思いながら、この一言によって自分の中のスイッチが入った。今までなんとなく取り組んでいたクラス会議に対し、もう一度ネジを巻き直して実践を始めた。
自分のクラスの映像をビデオに撮って見直してみたり、クラス会議を先行して実践している方にクラスの状況を見てもらったりした。何より、本をもう一度読み直したり、うまくいかない所をいろいろな方に質問したりした。
そして次の年から、毎年実践発表を行なった。夏のセミナーに向けて1年間の自分のクラスの実践を俯瞰してまとめていく。そんなことが数年続いた。色々な学年でクラス会議を行いながらも、毎年確実に進化していることを実感していた。
この数年間が自分の中の血となり肉となった。
シン・クラス会議セミナー
シンというのに相応しいセミナーになった。自分の中ではどこか同窓会の要素も多く、懐かしい方との再会を喜んだり、オンラインで何度も話しているが、実際に会ったことのない方とリアルで会うこともできた。
赤坂先生の「セミナーの価値は自分で掴み取る」という一言。これによって参加者の熱量がグッと上がったのを感じた。
今回のセミナーの参加費は1万円。先生向けのセミナーとしてはかなり強気の価格設定である。主催のいっちーはこれでも安いと打ち合わせの段階で言い張っていた。
あとは、1万円を高いと思う参加者には参加して欲しくないとまで言い切っていた。これもまたセミナーの質を高めた要因の一つであるなと感じた。実際に集まった方は本気の方ばかりであった。
南は沖縄から、北はどこからかわからないが日本全国から本気でクラス会議の質を高めたい、学びたいと思っている方が集まった。
これからクラス会議をやろうという方であっても、参加する意味や意義をもちながら瀬戸まで来られた方ばかりであった。
セミナーの内容は他の方がフェイスブックでシェアしてくれているので、詳しく知りたい方は#シン・クラス会議セミナーで検索をかけていただきたい。
クラス会議セミナーを続けてきた意味
最初に書いたが、一尾さんがなんとか瀬戸を良くしたいという思いで始めたクラス会議セミナー
瀬戸での開催にこだわり、ママーズという学ぶ熱いお母さん軍団たちと共に毎年学んでいた。
結果として瀬戸市議会議員のさったさんが参加してくれたり、沖縄の北谷町教育委員会の課長さんをはじめ北谷町の各小中学校の推進メンバーも参加してくれた。
日本中にクラス会議を!!という熱い思いの同志も集まった。そのことが何より嬉しい。
スタートから数年たち、みんなきっちり歳をとり、立場も変わり、それぞれの場所で輝いている。
いっちーの続けるという覚悟をここでも感じることができた。